あさり・カニ |
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あさりとカニ |
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スーパーで買い物をしていたら、活きのいいあさりを 見つけた。 「熊本産 活あさり 鮮度を保つ為に完全には砂抜きして ありません 調理前に薄い塩水(3%)で30分程ひた して下さい 活物ですのでお早めにお召しがり下さい 消費期限08.4.19 加工年月日08.4.17」 とある。 |
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よし、今日は、あさりバターだ!と、購入した。 あさりバターは、愛妻の好物なのだ。 正味量350グラムで、278円。まあ、高くはなかろう。 問題は、鮮度だね。 いざ調理してみると、死んでいて殻が開かないなんていうのが 意外と多い。 「薄い塩水(3%)で30分程ひたして下さい」なんていった って、3%なんてどうやりゃあいいんだ? ボールにあさりと水を入れて、3つかみほどの塩を放り込ん でおいた。 |
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確かに活きがいい! 盛んにベロを出している。 ここまで活きがいいというのは、めったにない。 |
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味付けはどうしたらいいのか分からないので、インターネット で調べてみた。 おおむね、次のようだナ。 @バターの他には、塩コショウで味付け。 Aアサツキなど入れてもいい。ニンニクは必需か。 Bあさりを鍋に入れる前に、カラをよくこすって ヌメリ等を落とす。 で、結局、出来上がりを味見してみて分かったが 「塩コショウ」は、超少なめでいいようだ! あさりから濃いダシが出るので、十分濃厚な味に なるからだ。 |
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出来上がりを写真に撮るつもりでいて、愛妻が 半分ほど食べた頃に、「撮ってなかった!」と 気がついたがもう後の祭り。 |
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ところが、愛妻が面白いものを見つけた。 「カニが入っている!」 というのだ。 |
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あさりバターのスープの中から出てきたのは、 体長5〜6oくらいのカニ。 あさりに食われたものというよりは、あさりの カラの中に同居でもしていたものではないかな。 それにしても、よくまあ!! |
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インターネットで、 「あさり カニ」 で検索をしてみたら、出ている、出ている。 アサリの料理をしようとして、カニが出てくるという経験をしている人、 けっこういるようだ。 塩水につけて塩出しをしていたら、生きているカニが出てきた!なんて人も いる。 「かくれがに」という種類のカニらしく、あさりに寄生しているとのこと。 「オオシロピンノ」という名のカニのようだ。 |
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生きたカニがゲットできないものかと、次の日、あさりを2パック買ってきて、 塩出しをした後、見てみたが、残念ながら、生きたカニには、お目にかかれ なかった。 ま、いつか、生きたカニに出会えるにちがいない。 |
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このあさりを使った料理に、「深川飯」(深川丼)がある。 一度食べてみたいと思っていて、まだその機会がない。 |
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「ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑」 というサイトの「アサリ」の項を読ん でいたら、深川飯(深川丼)についての記述が出ていた。 《アサリの剥き身とネギ、ゴボウなどを味醂(みりん)。薄口醤油で軽く煮て、 卵でとじて、熱いご飯にかけ回す。》 と、ぼうずコンニャクさんの『我が家で作る深川飯「ぶっかけタイプ」』が 紹介されていた。 まずは、これを真似て、ぜひ深川飯、食べてみたいナと思う。 |
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カニからは離れてしまったが、あさりは、単に美味いというだけでなく、 水質浄化など、大切な役目を果たしているという。 静岡県浜松市にある、 浜名湖を体験学習できる水族館「「ウォット」のホームページに、 浜名湖で採れるあさりについて、詳しく紹介されている。 ここのホームページの「学習ページ」にある「あさり」の項でも、 「アサリが水をこす(ろ過する)量はかなり多く、しかもアサリが食べられない ような汚れも粘液で包んで排出し、それはヤドカリ等の他の生物が食べます。 そのため、アサリが多くいる干潟は、海水をきれいにするのに大変役立ってい るのです。」 と、あさりの持つ水質浄化機能ついて説明されている。 『ウィキペディア』によれば、 「 成貝の濾水量はおおよそ、1個体で10L/日と多く、水質浄化と 漁獲回復の双方を狙った干潟再生事業も少なくない。」 (フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 「アサリ」 より) という。 ただただ食べることだけに、呆けてはいられない。 あさりも、海を守っているのである。 |
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