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蜘蛛事件 |
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『蜘蛛事件』 「3年生」くらいまでは、自分の腕に蜘蛛を這わ せていても、たいして気持ちが悪いという気が していなかった。 だが、「4年生」のある時、蜘蛛が徹底してダメに なる事件が起きた。 この日を境に、私は、「蜘蛛」恐怖症になって しまう。 |
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アパートから屋上のようなところに出ることができた。 屋上や近くの屋根づたいを歩きながら、蜘蛛の巣を見つけては、 巣の真ん中にいる家蜘蛛を、 板切れで、 「パーン」 と「シュート」して遊んでいた。 ずいぶん残酷な遊びをしていたものだと思う。 ある時、いつものように板切れを使って、巣の真ん中にいる家蜘蛛を思い切り遠くに シュートしたつもりが、その蜘蛛の体の中の「緑色」の残骸が、どういうわけか、自分に 降りかかってきた! 蜘蛛の体液らしきものが、顔かどこかについて、手でぬぐったのを覚えている。 その時から、私は、蜘蛛が完全にダメになってしまった! 家蜘蛛を二の腕に這わせたりしていた自分が、この日から蜘蛛に、鳥肌が立つように なってしまったのだ。 どんなに小さな蜘蛛でも、目の前にスーっと、おりてこようものなら、私は、悲鳴を上げて 尻餅ついてしまうようになった。 蜘蛛の祟り? ……………。 いずれにしても、この日から私は、蜘蛛恐怖症になってしまった。 |
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家蜘蛛は、益虫だということは知っているので、 今の我が家で蜘蛛が出てきても、私は、殺した りはしない。 最近、例のはねる奴(蜘蛛)が、我が家に出没 している。「ハエトリグモ」の1種らしい。これだ! |
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まあ、私の顔に跳んできたりしたら、悲鳴と共に、「虐殺」の一撃が出てしまう 可能性があるのだが、できれば、私の目の届かないところで、害虫駆除にいそ しんでいてもらいたい。 そう願っている。 |
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