中高年・ラーメン |
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中高年とラーメン? |
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私が高校生の頃のことだが、今でも記憶に残っている食べ物がある。 それは、ラーメン。 「蒸しラーメン」だ。 うすく黄色みがかった色をした蒸したラーメンが、ガラス張りの長方形の箱の中に 入っていて、よくそれを買っていた。 今思うに、その「蒸しラーメン」を売っていたお店って、何屋さんだったのだろう。 当然、魚屋ではなかったし、八百屋でもなかったような気がする。 麺屋さんだったのだろうか。 |
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10年以上も前になるが、新宿駅南口の駅構内のラーメン屋さんで、 偶然、昔、函館で食べた、懐かしい味の「ラーメン」にめぐりあった! ラーメン屋さんで、蒸しラーメンを使っているところって、少ないんじゃないだろうか。 大体、ぐらぐら煮立った、ずん胴型の大なべの中に、生のラーメンを入れて茹でる、 そういうラーメンが多いのではないかと思う。 そんな中、この店では、蒸しラーメンが使われていた。 昭和40年代のあの頃の「ラーメン」の味である。 |
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このラーメン屋さんは、その後リニューアルして様子が変わったが、 蒸しラーメンは、今でも続いているみたいである。 |
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私は、あの昔のラーメン(蒸しラーメン)の味が忘れられなくて、自分で作るように している。 |
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麺の候補は? | ||
「焼きそば」用の麺が、蒸し麺であることが分かった。 「マルちゃんの塩焼きそば」を買って来ることが多い。 |
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湯通しすると油が浮かんでくるが、お湯を捨ててさっと水洗いすれば、 一応、「蒸しラーメン」の湯通し風になる。 今、「蒸しラーメン」は、そのものでは売っていないんじゃない? と思って、近くのスーパーで探してみたら、一袋81円というのが あるにはあったが、結局、「焼きそば用」だった。 普通に、「ラーメン」用には、もう販売されていないのではないかな。 |
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これで、「麺」の方はいいとして、次は、ラーメンのスープだ。 | ||
何度か、塩、胡椒、醤油、コンソメの素、味醂等々を駆使してスープ らしきものを作ってみたが、スープのできが微妙なこともあって、 自分でも中々これだという味にならない。 当然、家族もあんまり喜ばない。 |
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確固としたスープのレシピを持っていないために、作る度に味がかわって しまうのだから、こちらもしんどい。 簡単ラーメンスープのようなものは、ないのか。 |
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「ラーメン スープ」で検索して調べてみた。 あれこれあったが、「鶏がらスープの素」「中華スープの素」で、決着した。 今は、「味覇」(ウェイパァー)という中華スープの素を使っている。 手軽に作れるかどうかが、わたしのような中高年のオジジには、大事なこと になってくる。 |
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(よし、今日の昼は、ラーメンでいくか!) と思って、で、手軽に作れて、出来上がりが、それなりに「うまい!」 となったら、中高年にとって、それは財産というもんだ。 |
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お金を無駄に使わずに、それなりに美味く、 栄養にも気をつけることができるからだ。 入れる具をちょっと工夫すると、 インスタントラーメンは、食べられなくなるなあ。 |
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ラーメンについて、もう一つ。 |
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パートナーが超がつくくらい「温泉大好き人間」なもので、土日などを利用して 1泊の温泉旅行によく出かけている。 高速道路を使って、1時間半から2時間くらいの範囲で、出かけていくことが 多いのだが、二人とも、ラーメン好きなこともあって、昼時にサービスエリア などに入ると、だいたいラーメンを注文する。 これも、出かける時の楽しみの一つなのである。 |
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ただ、この頃、ラーメンの量が多いなと感じるようになってきた。 5年ほど前からだが、「大盛り」などは、よほどのことがない限り 注文することができなくなってしまった。 だけではない。 普通の一人前のラーメンを前に、 (もっと少ない量で、ラーメン、出してもらえないかナァ…。) そう思うようになってきている。 |
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(このドンブリ半分くらいの量で出てきたら、どんなに いいことかなあ。) 『美味しんぼ』の70巻目の「謎の幽霊屋台!?」に、 実は、そんなラーメンが出てくる! |
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「小鉢のドンブリのラーメン」で、「値段も、普通の半額」。 「(もう少し食べれる。) と、思ったら、もう一杯、注文できる。」 そんなラーメンだ。 (そういうラーメンがいいなあ。) と思いながら、ラーメンを食べていることが多くなった。 |
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「体力?」 そうかも知れない。 食べるのにも、体力がいるのだ! 「何をおっしゃるウサギさん、アンタの場合は、お酒の飲みすぎ。 慢性的に胃が疲れているのが原因ですよ。」 という声が聞こえてきそうだ! そうかも知れないのだが…。 |
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「ラーメン」で、ネットサーフィンをやっていて、ポチッとやったら、 ステキなブログが出てきた。 「59歳の少額年金生活者?の日々」 このブログを書いている方は、私より1〜2歳年上の方のようだ。 2006年4月から、ずっとブログが続いている。 札幌在住の方。 引き込まれていく内容のブログばかりである。 |
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この方の「2007年04月29日」のブログに、次のような一節がある。 「…昼食の時間になっていたので『暖中』という中華屋で外食しました。 塩味のあっさりラーメンです。これと義母が注文した蟹玉炒飯を少し もらいました。 もう1人前では持て余す様になってます。 お子様メニューだけでなく高齢者用のメニューも考えて欲しいと 思いました。」 義理のお母さんが、注文した「蟹玉炒飯」一人前を全部は食べられなくなって きていることを、このように書いているのだが、 「高齢者用メニューを考えて欲しい」 というのは、全く同感である。 |
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《ところで、全然関係ない話なんだけど》 左は、ちりめん亭の「トマト入り塩ラーメン」。 2007年のゴールデンウイークに、都電めぐりをした時に 入ったラーメン屋さん(王子駅東口)で食べた。 トマトの酸味が利いていて、美味いラーメン! 汁も残さず、全部食べることができた。 |
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《話を元に戻す》 たかがラーメンの話ではない。 これからは、「小鉢のドンブリのラーメン」や「小皿の蟹玉炒飯」が、 どんどん必要になっていくことだろう。 「高齢者用のメニュー」を求める声は、これからますます高まっていく に違いない。 私も、そんな年齢にどんどん近づいていっている。 |
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