故郷・北海道 |
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現在の閲覧者数: カウンター設置:2010年11月29日 |
土日を利用して、「愛妻」(うちの「パートナー」)と1泊の温泉めぐり をするのが楽しみな50代後半のオジジです。 私の故郷は、北海道、函館。 東京の職場に就職するため、青函連絡船に乗って、故郷・北海道の 函館を出てから、もう35年。 今は、埼玉県で暮らしています。 この地が、終(つい)の棲家(すみか)となりますね。 東京で小学校の教員を30年間勤めた後、2年間ほど「主夫」をやっていましたが、 その後の2年間、情報通信関係の下請けの仕事をやってきました。 「お互い、アルツハイマー気味のオジジなんだから 気をつけないとな!」 一緒に仕事をしてきた、親方のフナさんの口癖でした。 本当、歳とともに、いろいろなところで、衰えが出てきており まして、つくづく「マイオジジ」を痛感しております。
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これは、フナさんとの最後の仕事日に、現場のとなりの庭に 咲いていた花。 煙突掃除(えんとつそうじ:日本じゃァ、もう「死語」?)に使う ブラシのような花。 フナさんによれば、「ブラシの木」というのだそうで、 うん、さすがフナさん、やはり花に詳しい! |
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「ブラシの木」。 こんな木、花があるんですねえ。 |
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でも、私にとって仕事納めのこの日、最悪の失敗がありました。 私にとっても、親方フナさんにとっても、経験したことのない失敗でした。 現場は大きなレンタルショップでした。 私たちが仕事を終えて帰ろうとすると、お店の人たちが、 「インターネットに接続できなくなった。」 と言うのです。 何かの拍子に電源プラグが外れる、なんてことが時々あるものですから、 せいぜい、そんなことだろう、と思って対応しましたが、インターネットは復活しません。 2時間近く悪戦苦闘をしたあと、「緊急対応」(応援部隊)の人たちに来てもらって調べてもらったところ、 「光ケーブルが切れている!」 ということが「判明」しました。 このお店には、もともと光ケーブルが1回線引かれていました。 光ケーブルをもう1回線増やすということで、そのルートの調査のために、私たちは 作業に来ていたのですが、その作業中に、もとからあった方の光ケーブルに傷を つけてしまっていたのです。 本当に、初めての経験でした。 3時間以上も、インターネットがつながらない状態だったのに、レンタルショップの方々は、 大変好意的に対応してくださいました。 請負をしている会社からも、お咎めはありませんでした。 「「緊急対応」で来てくれた工事部隊の人たちが、 「不可抗力。こりゃあ、まあ。起こりうる!」 と、穏便に処理をしてくれたのもありました。 親方、フナさんの顔もありました。 |
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ところで、私の親方のフナさんですが、私より一こ年上の「オジジ」で、花と自然を を愛し、カメラとバイクの大好きな人でした(アッ、まだ元気に生きております!) フナさんは、前の仕事で、北海道の函館に、単身赴任で5年もいた人なものです から、35年近くも前に北海道を出た私よりも、函館や北海道のことを よく知って いるんです。 2年近く、 親方のフナさんと仕事を続けてくる中、フナさんからは、現場に向かう 車の中などで、北海道のいろいろなところへ出かけていった話、花のこと、景色の こと、カメラ談義、バイクでケガをした話、温泉めぐりの話、美味い料理を出す飲み屋 の話など、楽しく聞かせてもらいました。 |
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「雪虫」
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私が函館にいた頃は、「雪虫」なんていうのは、 11月〜12月頃にちらほら浮遊している「カワユイモノ」 でしたが、バイクで北海道を走っていたフナさんは、 大量発生したコイツラがメットにベタアァとこびりついて 転倒。今でも、病院で「首吊り」に通っているんですから。 アッ、ただし、「転倒」は、高知の山道だったかも知れません! |
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親方のフナさんは、超がつくくらいきれい好きな人で、 函館では、毎日のように「温泉」に通ったそうです。 函館は、市営の温泉(ex.「谷地頭温泉」)が多いんです。 冬など、手拭いがパリンパリンに凍っちゃうんですよネ。 |
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「北海道はよかったなあ。1週間くらい休みが取れたらナァ!」 フナさんの話、この言葉で終わることが多いのですが、とてもとても。 土日、祝日でも、請負の仕事が入ることがあるくらいで、とても無理なことは、 親方のフナさんも、分かっているのです。 |
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私自身の体力の限界と、一つやりたいことがあって、2007年5月いっぱいで、 親方フナさんとの仕事を辞めました。 親方のフナさんは、別な相方と組んで今も元気に仕事を続けています。 むやみに老いていくわけにはいきません。 退職を機に、老骨に鞭打って、少しずつ頭と体を鍛えていこうと決心。 このサイトの構築に入りました。 サイト構築は、まだ進行中。 気長に、少しずつ中身を濃くしていこうと考えています。 がんばれ、オジジ! です。 このサイト『故郷・北海道の物語』を通して、多くの方々とつながりを持って いければと思っています。 サイトの前半では、「自分史」みたいな感じで、故郷・北海道のことを書いて まいります。 フナさんのような感じで、私の故郷・北海道のことを語っていけたらいいなあ、 と思っています。 (2007年秋)
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