寄生虫・ニベリニア
 寄生虫・ニベリニア…この「白い、スゴイ奴ら」と、共に! 

寄生虫・ニベリニア☆「白い、スゴイ奴ら」

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  寄生虫・ニベリニア
    
          …この「白い、スゴイ奴ら」と、共に!



  魚類には、寄生虫が多い。イカなら、「ニベリニア」。

  カツオなら「テンタクラリア」。新鮮なものほど、

  ついていることが多いという。人体には害のないもの

  が多いらしいが「アニサキス」はちょっとめんどうなよ

  うだ。

  「カツオがうまい」とか「イカ刺しは最高」とか言い

  ながら、他人様がつくってくれた料理を食べてい

  るうちはいい。

  自分が、「カツオ」を刺身にし、「イカ刺し」をつくる

  ようになると、実は、コイツら、寄生虫とのご対面

  が始まる。
        活きのいいイカには…!





イカといえば、刺身。活きのいいイカを見つけると、うちではすぐ「イカ刺し!」となる。

たまに(刺身はめんどうだな)となると、「イカ焼き」にしてしまう。イカ焼きの熱々に、

七味をふりかけ、醤油をたらして食べるのも、刺身とはまた違った味わいがある。


いずれにしても、ゴロ(肝臓)は、アルミはくの舟に乗っけて「ゴロ焼き」だ。

(カニみそか?)と思うくらいに、これがまたうまい。

         イカのゴロ(肝臓)・焼く前
       イカのゴロ(肝臓)・焼いた後






もう10年以上も前のことになるけれど、近くのヨークマートで、

刺身用の生ガツオを買ったことがある。

当然、ニンニクも、購入。

カツオの刺身を、スライスしたニンニク(しかも、ちょっと

厚めにスライス!)で、頂くわけだ。

ショウガもいいけど、ニンニクの方が、私は好きだ!



で、まな板の上で、この1サクを切り分けようとしたところ、


(ナ二これ?)



小学生の頃、ボットン便所でよくお会いしたウジ虫を、

超スレンダーにしたみたいな白いのが、

カツオの身の上で、ノ〜メ〜リックラ〜ス〜みたいな

感じで、徐々に動き始めているじゃないか!





ヨークマートに電話を入れたのは、当時、私も、それなりに若かったから仕方ない。

サカナの寄生虫に関して、何も知らなかった。



「健康には全く問題はないのですが、気をつけて、取り除くよう

 指導をしております。」



そのあと、電話の主(ヨークマートの人)が言うには、

「イカとか、カツオなどには、新鮮であればあるほど、

〈寄生虫〉がいることが多い。」

のだそうだ!


このことは、あとで寿司屋の大将に、それとなく聞いてみたら

その通りなんだそうだ。


生ものを扱っていれば、時としてこういうこともありうる、

ということは、「消費者」としては、分かっていた方がいい

わけだ。



つい最近だが、某有名パン屋さんで買ってきた

「野菜ハムサンド」



うちの娘も大したものだねえ。

大口をあけて食べようとした矢先、野菜ハムサンドの上で、元気にうごめいている

小さなしゃくとり虫みたいのに気がついたもんだ。


夜、家族全員で調べてみたら、パンとレタスの間あたりに、小さなマユ状のもの(ここに、

隠れていたわけだ!)まで、残っている。



次の日、買ったパン3個を返品して、「パン代」だけは返金してもらった。

私がごねるタイプの人間でなかったこと、幸いだろうね。



売る側の人、気をつけてほしいよなあ。


虫がつくほど、野菜は安全なんていうけど、それは、レタスやキャベツを買ってきて

それに、青虫の小さいのがいたとかいうのなら分かるけど、「野菜ハムサンド」は、

「製品」だからね。





で、「カツオ」事件のつづき!

三角コーナーに、この白い奴をなすりつけて、じっと見ていると、

やはり、微妙に動いている。

しぶとい、スゴイ奴らだ。


「やっぱり、生きてるんだ、こいつ。」

と思いながら、カツオを切り分けていったわけだが、

それからというもの、「コイツラ」、よくお目にかかるように

なった。



当然のことだが、生(なま)ものを買ってきたときには、

アイツラがいるかも知れない。)

と思って、じっと見るようになるものだから、発見率は、

高くなるわけだ。


イカは特に、多い。

身のずいぶん中まで食い込んでいるスゴイ奴もいる。

      これは、イカの胴を裂いた時の写真。
      左上の方に二匹。
        拡大。ニベリニアである。




この連中を全部、つかみ出して、引導を渡す。

引導を渡すといっても、三角コーナーにしょっ引くだけだけど、

このことは、食する消費者、チャコさんたちには内緒にする。



何せ、こういうことは感覚、(キャ〜、何これ、気持ちワル〜イ!)

の世界の問題だからだ。



しかるべき時には、このような事実は、消費者として、しっかり

認識してもらうことも必要だ。



しかし、夕食時に、わざわざ、


「実はさぁ、コレ、見て見て!」


なんて、ヤル 必要はない。




家族4人分ともなると、ひとり一パイじゃあ足りないから、

最低でも五ハイはさばいて、刺身にする。

そうすると、この白い奴らが、三角コーナーに何匹もうごめく

ことになる。



三角コーナーで消えていくこの白い「スゴイ奴ら」に、

(スマネエ!)

と、鬼平犯科帳用語で詫びながら、炊事当番が続いていく

わけだが…。





「食べる」という行為を通して、「消費者」「寄生虫」

「企業」が、最も近くで同居しているってことだねえ。





*かなり恐ろしい写真が出てくるので、見にいかない方がいい

 と思うけど、勇気のある方、好奇心の旺盛な方は、是非、どうぞ!
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 【魚の寄生虫】

 


 あっと驚く秘密画像別館
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思いたったが吉日
 
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