鱈・鱈腹

鱈腹食べる鱈!

鱈・鱈腹食べる

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    『鱈腹食べる鱈!』



  「鱈」という魚は、すごい大食漢のようだ。

  「角上魚類」で、偶然「鱈」を買うはめになって、

  「鱈」について調べてみた。





         左が鱈ちり、右カスベ。
         キッチンドリンク状態で作ったのでネ!
つぎのような記述を見つけた。


肉食動物で、多毛類、貝類、頭足類、小魚など、いろいろな小動物を捕食する。

自分の体の半分くらいの動物にも襲いかかり、大きな口で捕食してしまう。非常に

貪欲なことから、腹いっぱい食べるという意味の副詞「たらふく(鱈腹)」の語源とな

ったといわれている。しかし本当の語源は「足(た)らい脹(ふく)くるる」で

「満足して(腹が)脹れる」という意味であり、「鱈腹」は当て字である。タラを解剖

すると少なからぬ胃潰瘍の病巣が認められ、これがこの過食によるものだとする説

がある。この話は魚類学者末広恭雄のエッセイにも書かれ、人口に膾炙することと

なった。』

(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「タラ」より)



この説明を読むと、「鱈」の大食漢ぶりが、よく分かるというものだ。


・自分の体の半分くらいの動物にも襲いかかって、捕食。


・非常に貪欲で、腹いっぱい食べる「鱈」の様子から、

「足)らい(=満足して)(腹が)脹れる」が語源となって、


「たらふく(鱈腹)」の当て字になったこと。


・何ということか!「過食」のために、「鱈」が、胃潰瘍の気配?




やはり、出かける時は、デジカメを持っていくべきだなあ。


今晩のおかずに、カスベの煮付けが欲しいなあと思って、

午後の3時30分に、「角上魚類」に向かった。

晩のおかずの材料を買い出しに出かけるのは、普段はもっと

遅い時刻なのだが、カスベを求めて、5時〜6時くらいに「角上魚類

に着いたのでは、売り切れていることが多いのだ。



売り場の若いお兄さんが、以前、

「4時頃まではあったんですけどね!」

と言っていたこともあり、カスベ買出しの時だけは、早めに

出かけるようにしている。

出かける寸前、(カメラ持って行こうかナ。

と一瞬思ったのだが、いつも行く道のことだし、すでに「角上魚類

までの道筋では、ずいぶん写真を撮っているので、今日はいいか、

と思って持たずに出たのが、やっぱり失敗だったね。
    角上魚類」へ行く途中でかつて撮った川(用水)。
     コンクリートで固めてしまって情趣がない。しかし、
     こんな状態でも、水鳥が泳いでいたり、春には、鯉が
     いっぱい上ってくる。
      この辺に来ると、いつもチュンチュンと、
        にぎやかになる。
       
 「スズメの木」と呼んでいる。桜の木だ。
        スズメに気に入られているようだ。
            スズメだらけなのだ。
ゆっくり歩いて15分から20分くらいの道のりかな。

着いて、まっさきにカスベの置いてあるコーナーに向かうと、

大丈夫、5パックほどが残っていた。
あとは、パートナーの大好物の赤貝の刺身をと思って、刺身

コーナーへ向かおうとすると、鮮魚コーナー(正式には、

「対面一般鮮魚バラ売り」のコーナーというらしい)に、

異様な物体があるではないか!


3本ほど並んでいる鱈(タラ)の一番左の鱈、口から小魚が

半分ほど出ているのだ。







    これは、家に帰ってきてから、

    撮った鱈の写真。
若いお兄さんに、

「この飲み込んでいる魚は、何ですか?」

と聞いてみると、

「ハタハタですよ。」

という。

(あやあ、惜しい!カメラを持ってきてれば写真が撮れたのに。)

と思ったが、後の祭りだ。



カスベと赤貝の代金を支払って店を出ようとしたのだが、

どうにも惜しい!

で、結局、カメラに収めるかわりに買うことにした。


「調理しますか?」

と言われたが、とんでもない。こちらは、写真に収めたいのだ!

350円。

カスベのパック2つ、492円と486円、「咲き赤貝刺身」パック450円

からすると、鱈って1匹まんまなのに、安いんだね。

しかも、ハタハタ付きだ。

一挙両得?
     角上魚類」の若い衆が、愛嬌で「ハタハタ」を
       口の中に突っ込んだものではなかろう。
     まちがいない。出てきたのは、やはり「ハタハタ」!

夕飯のおかずは、ハタハタ入りの鱈チリとカスベの煮付けになってしまった。
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